運転中に眠くなったときの対処方法

一般道を走行中に眠くなったら駐車場などに入って一眠りすれば一発解決ですが、高速道路で運転中とか、長い渋滞に巻き込まれてしまった時に眠気に襲われたら辛いですよね。そんな時の解決方法をプロの長距離ドライバーの方にヒヤリングしました。

砂糖入りの缶コーヒーを飲むと逆に眠くなります

「コーヒーにはカフェインが含まれてるからこれを飲めば眠気も覚める！」と言って一気飲みしてる光景をパーキングエリアなどで見かけますがあれは逆効果です。

缶コーヒーには角砂糖３ヶ分くらいの砂糖が入っています。急激な糖分の摂取により血糖値が急上昇してしまい、インスリンが大量分泌され低血糖状態から逆に眠くなってしまいます。ですので「眠いな～」と思ったら砂糖入り缶コーヒーはストップです。同様に食後も急激に眠くなりますのでお菓子など糖質の多い飲食は避けた方がいいです。お煎餅など固い物をバリバリ食べてる時は一時的に眠気が覚めますが、食べ終わった後で一気に眠くなりますのでできれば食べない方がいいでしょう。

カフェイン効果を期待するなら砂糖の入っていないブラックコーヒーか緑茶を飲みましょう。ただしこれらは利尿作用が強いので飲み過ぎるとおトイレが近くなってしまいますからこれまた要注意ですね。

眠気は痛みで吹き飛ばせるとは言うが･･･

副交感神経が優位な状態になるとリラックスしてしまい眠くなってしまいます。人間は「痛み」を感じると副交感神経とは逆の交感神経が活発化され、筋肉を緊張させて血行が良くなり眠気を抑えることができると言われています。よくテレビなどで受験生が眠くなるとほっぺたを叩いて「まだまだー頑張るぞ～！」とかやってるの見ますよね？あれも痛みをきかっけに副交感神経から交感神経を優位に転換しようとしている行為なのです。とは言え、その効果は一時的なのでホント一瞬目を覚ましたい時に気合いを入れる程度と心得ておきましょう。

大きな声で歌うのは眠気覚ましに効果的

音楽を聴いてるだけだとリラックスしてしまい眠くなってしまいますが、大きな声で歌うと興奮作用の高いアドレナリンが出て交感神経を活発化させます。そのおかげで眠気が吹き飛ぶわけです。一人の時などは恥ずかしがらずにボリュームを上げて熱唱してしまいましょう。ちなみにアドレナリンはびっくりした時も出ますが運転中は危険ですからおどかさないように。怖い話をするというのも効果的かもしれませんね。

背筋をまっすぐにして運転すると眠くなくなる

姿勢の悪い状態で運転していると背中の血行の流れが悪くなってしまい眠くなります。背筋をピーンと張って背中の血行をよくすると眠気が収まってくることがあります。車が停止中であれば肩を回したり、首の後ろのストレッチなどをしてみるのも良いでしょう。

足元が温まると眠くなってしまう･･･

小さい子供などは眠くなると手足が温かくなりますよね。大人も同じで手足が温かくなると眠くなってしまうんです。なので外気を取りこんだりエアコンで調節して、足元が暖かくなり過ぎないようにすることも眠気覚ましに効果的です。

眠気をスッキリ覚ますには15分仮眠がベスト！

ちょっとした眠気は15分仮眠をするとほとんど解消できるということは様々な検証実権で立証されています。ですので高速道路を走行中に眠くなった方は最寄りのパーキングエリアなどに急いでとにかく仮眠することを目標にしましょう。お盆帰省や行楽渋滞でお父さんが眠そうにしていたら事故を起こす前に仮眠を勧めましょう。

• ちょっとした眠気解消＝１５分仮眠
• かなりの寝不足による眠気解消＝３０分～１８０分仮眠